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履修ミス。

思い出
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あのね、聞いて。
昔の話なんだけど。

大学は、自分で時間割が決められる。
ということを初めて知った。

履修科目の希望を出して、自分で時間割を決める。
進級や卒業には単位というものが必要で、卒業までに必要な単位数がある。
進級に必要な単位数もある。
そして、ただ単位数を満たせばいいのではなくてどの分野から何単位以上という条件もある。
ということを学んだ。
4年間でこの区分からこの単位数。
しかもできるだけ単位をとりやすい教授の授業はなんなのか。
情報戦でもあった。
必須科目が多い学科や学部ではまた違うかもしれない。
理系はそういうイメージ。
けど、文系はわりと自由だった。
経済学部なんて特に。

とりあえず、これがないと3年生になれない必須の科目「経済原論」を軸に、必須科目で時間割を埋めた。
結構暇なんだな、大学って。
そう思うくらい時間が空いていた。

前期の履修希望を出して、人気の授業は抽選だったみたい。
とりあえず、時間割は決まった。

どんな時間割になった?

って聞かれて、自分で決めた自慢の時間割を見せた。
そしたら

結構暇な時間割なんだね

って言われたので

しっくん
しっくん

必須科目入れていったら全部は埋まらなかった

空いてるところはなに入れてもいいんだよ

しっくん
しっくん

まじですかい!!

知らない人が教えてくれた衝撃の内容。
空きコマには好きな講義をいれてよかったんだってさ。
提出前に教えてほしかった。
誰かしらんけど。

なんや?
そんな説明会あったんか?
どこであったんか?
わしが聞いてなかったんか?
どうなんだ。
というか、お前は誰なんだ。

大学はわからないことだらけで。
これは先輩のアドバイスが必要だと思った。
なので、サークルに入ろう。
サークルに入って先輩とつながって、いろいろアドバイスしてもらおう。
ついでにサークルに入ればコンパとかあるかも。
出逢いもあるかもしれない。

なんてことも考えた。
時を同じくして、掲示板の前の広場で新入生のサークル勧誘が始まる。
絶対にどこかのサークルに入ろうと心に決めた僕がいた。

聞いてくれてありがとう。
続きます。

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